錠剤は噛み砕いて飲んだ方が効果が速い？：在宅介護・健康管理・エコな生活のお役立ち情報：So-netブログ

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今日のつぶやき 2010/10/29｜今日のつぶやき 2010/10/30 ブログトップ

錠剤は噛み砕いて飲んだ方が効果が速い？　[知っておきたい薬剤の話] [編集]

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錠剤は噛み砕いて飲んだ方が効果が速く現れる？

薬には錠剤や液剤などさまざまな剤形がありますが、それはなぜでしょう。

剤形によって吸収速度や効果の現れ方に違いはあるのでしょうか？

薬の剤形ごとの特徴

薬の剤形は体のどの部分で溶け、どのくらいの時間で吸収されるかなど、薬の効能と効果を十分に発揮させることを考えた形になっています。そのため、同じ成分でも用途に応じて剤形が異なる場合があります。剤形は大きく内服薬（経口薬）と外用薬の2つに分かれます。

◆内服薬
内服薬は、口から飲む薬で、胃や腸で吸収され、肝臓をへて血液中に入り、病気の現場まで運ばれて治療効果をもたらします。外用薬に比べて、作用が穏やかで保存性がよい反面、効果が出るまでに時間がかかるという欠点もあります。

≪剤形≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　≪特徴≫
　　
散剤・・・・早く作用させるために薬を粉末状にしたもの。症状や年齢に合わせて分量を調節しやすいのが特徴。苦味があるものはオブラートなどに包むとよい

顆粒剤・・・・むせたり苦味を残したりしないよう散剤を飲みやすく細かい粒状に加工したもの。徐々に溶けるように加工されたものもあるので、噛み砕かずに服用する

粒剤・・・・薬を圧縮して一定の形にしたもの。水で飲む一般的な固形状の薬と、噛みながら口の中で溶かしていくチュアブル錠、舌下に入れてゆっくり溶かし、口の粘膜から吸収させる舌下錠がある

カプセル剤・・・・ゼラチンで作られたカプセルに薬を詰めたもの。カプセルの厚さなどにより、最も効果のある場所で溶けるように工夫されている。湿気や熱に弱いので保存に注意が必要

液剤・シロップ剤・・・・液体状の薬。吸収がよく、乳幼児にも飲みやすいのが特徴。ただし、変質しやすいので冷蔵庫などで保存し、使用期限によく注意する

◆外用薬
皮膚や粘膜など体のの表面に塗ったり貼ったりする薬は外用薬と呼ばれ、薬をつけた場所で直接治療効果をもたらします。患部に直接作用するので効果が速く現れ、消化器を経由しないので胃腸障害などの副作用がない反面、内服薬に比べて効き目が弱く応用範囲が狭いなどの短所もあります。

≪剤形≫　　　　　　　　　　　　　　　　　　≪特徴≫

軟膏剤・クリーム剤・・・・皮膚や粘膜に直接塗る薬剤

軟膏剤　　　　：一般的に油性で水をはじく。傷などがあっても刺激が少なく保護効果もある
クリーム剤　　：一般的に水性でよく伸びるので、広い患部にも使いやすく、べたつきがない

液剤・・・・うがい薬、消毒薬、虫刺されなどで使用されている剤形

点眼剤・・・・いわゆる目薬のことで、直接目に投与して目の病気の治療や、症状の改善を行なうもの

坐剤・・・・肛門から挿入する薬で、体内に入ると溶ける。痔など肛門の病気に直接作用するものと、直腸から成分を吸収させることで内服薬と同じ効果をもつものがある。胃への副作用がなく、即効性と持続力があるのが特徴

貼付剤・・・・患部に貼って使う薬。多くは打ち身や筋肉痛など主に痛みと炎症を抑える薬の成分を皮膚から体内に浸透させる。痛みやコリがあるところに、しわがよらないように貼る