解熱剤は熱が出てもすぐに飲まない方がよい? [知っておきたい薬剤の話]
解熱剤は熱が出てもすぐに飲まない方がよい?
風邪をひいた時に発熱することがありますが、体の中ではどのような反応が起こっているのでしょうか?また発熱した時には、杉に解熱剤を飲んで熱を下げた方がよいのでしょうか?
◆免疫システムについて
人間の体は、細菌やウイルスなどの病原体が侵入した時に、それを排除しようとする防御機能が備わっています。例えば、鼻の粘膜に取りついた病原体を排除するため、粘液は鼻水となって体外へ押し流そうとします。また咳や痰は、喉の粘膜についた病原体を吐き出すためのものです。しかし、多量の病原体が侵入してきて普通の防御機能では対応できない時は、体温を上げて病原体を殺して体を守ろうとします。
病原体は比較的低温を好み、熱には弱いという性質があるからです。また体温を上げることによって免疫細胞の活動が活発になります。
病原体が体内に侵入し、脳の視床下部の体温調節中枢から体温を上げるようにという司令が出されると、皮膚の血管が収縮して、体から熱が出るのを抑えるようにしたり、熱を作るために筋肉を震わせて、効果的に体温を上昇させます。発熱時に寒気がするのはそのためです。寒気がある時は、体を温めると次第に体温が安定して寒気は収まります。
体温が体温調節中枢の設定温度まで上がると、免疫細胞が活発に活動し、病原体を攻撃します。そして、病原体が排除されると体温中枢が再び働き、体温が下がりはじめます。
このように、発熱は私たちの体が細菌やウイルスと戦っている証です。発熱したからといって、すぐに解熱剤で体温をむりに下げようとすると、免疫細胞の活性化を妨げ、逆効果になってしまいます。
解熱剤を用いる目安としては、大人では38℃台後半以上、子供では38℃以上の熱が24時間以上続いた時です。
ただし、微熱が続く場合には、重大な疾患が隠れている可能性もあります。また、40℃近くの高熱が続く場合は、体へのダメージが大きくなってしまいます。発熱以外の症状がある場合や高熱が出た場合には、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。
発熱時の対処方法
●寒気がある時(顔が青白い)
・体温を逃がさないように毛布をかけて保温する
・暖かい飲み物を少量ずつ飲む
●体温が上がりきった時(顔が赤い)
・大量に汗をかくので、こまめに着替える
・水分を多めに補給する
・体を冷やし解熱を助ける
※頭を冷やすよりも動脈の通っているわきの下や首筋、太ももの付け根を冷やすと効果的です。
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つい先日風邪をひいた長男その時も発熱はしましたが
基本熱に強いタイプで水分・食事もしっかりとれていました。
風邪が治り鼻水だけのこっていたら 今度は39.8の熱・・
それでも元気二日続きましたが解熱剤を飲まずに過ごしました。鼻水が黄色に変色してきたので内科へ抗生剤をのみついでに解熱 落ち着いたので学校へ行くと次の日にまた発熱38.6
すぐに下がったのですが翌週に40.6の高熱が・・
結局原因不明のまま検査もされず終わってしまいました
いったいなんだったのかしら?
3週間の間に高熱が5日間 うーーん
by まいなっつ (2010-11-01 12:51)
熱…あまり出さないです
薬もあまり飲まないようにしているので
解熱剤なんて子供の頃に苦いからって言って
砂糖と混ぜて飲ませてもらった記憶しかありません
丈夫すぎるのもなぁ〜って思うけど
たまに熱を出すと丈夫が何よりって思います
by まめ助の母 (2010-11-01 21:28)
我が家は子供にそこそこ元気があり、水分・ものが食べれるようなら数日熱が続いても解熱剤は使わないですね。消化管潰瘍を起こす事があるので、投与のタイミングに気をつかいます。また、一部の抗生物質とは飲み合わせが悪いので注意が必要です。
by Umi-Bozu (2010-11-01 21:36)
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詳しいですね!
by dorobouhige (2010-11-01 22:33)